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静脈瘤外来

診療内容・特徴

当院においては、下肢静脈瘤の先進的医療として現在硬化療法を積極的に行っています。
軽症から中等度までの静脈瘤であれば手術せずに治療できるようになってきています。
重症例に対しては結紮術を併用した硬化療法を行いできる限り体に優しい治療を心がけています。
また人工透析を受けているかたは、心臓の病気を合併し維持透析を行っていく上で問題となることが多いです。早期の病気発見と適切な循環管理を行い安全で快適な人工透析を行っていけるように心がけています。
 

外来診療予定表

 
午前
9:00〜12:00
  小田
(予約制)
小田
(予約制)
     
午後
14:00〜18:00
  小田
(予約制)(※)
小田
(予約制)
     
(※)第1、2、3、4 休診 第5のみ予約制
 

医師紹介

小田 勝志 【おだ かつし】

 

ご挨拶
心臓病(弁膜症、狭心症)、血管の病気(動脈硬化、下肢静脈瘤、深部静脈血栓症など)特に下肢静脈瘤に対して日本で最初にレーザー治療を行い、これまで800例近く治療を行っています。

主な略歴
1986年 国立高知医科大学卒業(現高知大学医学部卒業)
同年 高知大学第二外科(現呼吸循環再生外科)入局
1987年 兵庫県立尼崎病院 心臓センター外科部
1999年 カナダ Vancouver General Hospitalにて心臓血管外科のクリニカル フェローシップ(臨床研修)を開始
2001年 カナダ British Columbia Children Hospital にて心臓血管外科クリニカル フェローシップ 終了
2001年-2004年 高知大学第二外科(現呼吸循環再生外科)助手
2005年- 島津病院

所属学会
日本外科学会
日本脈管学会
日本静脈学会
 
 

下肢静脈瘤について

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤は足の静脈が拡張し表面に浮き出てボコボコとコブになった病気です。
日本人女性の2人に1人に見られるという報告もあるほど多いものです。一般的には女性に多い病気と考えられがちですが、じつは男性もよくかかる病気です。
治療が最も必要なのは、伏在型という大きいコブの静脈瘤ですが、網目状やクモの巣状といった静脈瘤の中にも静脈が悪くなっていて治療の対象となるものがあるので注意が必要です。
 

静脈瘤の症状

静脈瘤は見た目に問題があるばかりでなく、足が痛い、重い、だるい、疲れやすい、かゆい、足がつりやすい、皮膚が黒くなった、潰瘍ができたなどさまざまな足の症状を引き起こします。
こういった症状がある場合は足に目立った静脈瘤がなくても、静脈瘤による症状ではないかと疑ってみることも大切です。また、日々増悪していく静脈瘤にいったいどうなっていくのかと強い不安をいだいている方もいらっしゃると思います。

いろいろな病院にいっても静脈瘤による症状だとは何もいってくれなかったことはありませんか?

静脈瘤は命にかかわることは普通ありませんが、いわゆるエコノミークラス症候群(肺梗塞)になりやすい方が含まれています。

エコノミークラス症候群は、長時間の安静や旅行の後に、足の静脈に血栓ができて、これがはがれて肺に飛んでいって肺の血管が詰まってしまう病気です。
海外旅行に出かけるかたや大きな手術を受けられる場合は特に注意が必要で、静脈瘤の診断を受けてエコノミークラス症候群の予防策をとることが大切です。
 

静脈瘤になりやすい方

女性の場合、妊娠出産を契機として静脈瘤になる場合が多くみられます。
長時間立ち仕事をされるかたや力仕事をされるかた、家族に静脈瘤のかたがいる場合もなりやすくなります。また男性にも意外と多く、治療に来られたときに重症化している傾向にあります。
静脈瘤は加齢と共に増加する傾向にあり、足の老化現象のひとつの現れであるとも言えます。
 

無侵襲検査

以前は静脈瘤を診断するために静脈造影という造影剤を用いた痛みを伴う検査を行っていましたが、最近では超音波検査や空気容積脈波など無侵襲検査という痛みもない、とても簡単な方法でほとんどのタイプの静脈瘤の診断ができるようになっています。

足が痛い、重い、だるい、疲れやすい、かゆい、足がつりやすい、皮膚が黒くなったなど静脈瘤による症状が疑われる場合は、一度詳しい無侵襲検査を受けられることをお勧めします。

この検査により、静脈瘤の原因やどの程度悪くなっているかということが正確にわかります。
 

静脈瘤の原因

静脈瘤は皮膚の表面に目立っているので静脈瘤自体が病気の原因となっていると考えがちですが、本当の原因となっているのは大伏在静脈、小伏在静脈といった表面に近い静脈や、深部静脈といった奥にある静脈、または不全交通枝という表在静脈と深部静脈をつなぐ交通枝という静脈に逆流がある場合がほとんどです。

静脈瘤の治療を行うためには、逆流がどこで発生しているかを正確に見つけることが極めて大切で、これは足の静脈を超音波で詳しく検査することで見つけることができます。逆流を止めないで静脈瘤だけの治療を行うと再発しやすくなります。

静脈瘤に対する治療は、静脈瘤の程度や病院によって様々な治療法が行われていますが、ここでは代表的な方法を順を追って簡単に説明いたします。
 

静脈瘤の治療法【圧迫療法】

軽症のかたは、弾性ストッキングという圧迫用ストッキングを着用することで静脈瘤の症状が軽快します。
弾性ストッキングは症状改善には有効ですが、静脈瘤自体を治すものではないので、効果があるのは着用している間だけです。また静脈瘤自体が消えて治るわけではなく、夏場などは暑くてはき続けることが難しいこともあります。
 

静脈瘤の治療法【硬化療法】

軽症のかたを中心に、硬化療法が行われます。硬化療法は外来で15分ぐらいでできます。
以前は硬化剤の効果が不十分でしたが、最近はかなり効果が高くなっています。効果の確認のため治療後にしっかり経過をみて適宜追加の治療を行っていきます。
中等度から重症の静脈瘤になると硬化療法単独では十分でなく、結紮術の併用が必要となります。
 

静脈瘤の治療法【手術】

100年も前から静脈瘤を治すため、ストリッピング手術という静脈を抜去する手術が行われてきました。ストリッピング手術では全身麻酔や腰椎麻酔などが必要となります。

手術の体に対する負担(麻酔の合併症、切開創が多数になる、出血、神経障害の危険性など)、血管を引き抜いてしまうという精神的不安も強く、神経障害や傷の痛みなどがいったん生じると回復にかなりの日時を要し、いつまでも不快な症状が残ってしまうことも少なくはありません。
また静脈瘤は、美容的な面から治療を希望されるかたも多いのですが、ストリッピング手術は切るところが多く、治療後に残る多くの傷あとに後悔されているかたもいらっしゃいます。
またせっかく治療されても治療後の再発は5年で30〜40%と高いことが報告されています。

現在はよほどの重症例以外ストリッピング手術が必要なことはありせん。
 

静脈瘤の治療法【レーザー治療】

先進的治療のひとつとして、2002年に本邦一例目のレーザー治療を行って以来これまで800例近くレーザー治療を行ってきました。
レーザー治療は重症例においても、切ることなく確実に治療でき治療後の追加治療も少ないため、海外では既に標準的治療法のひとつとなっています。
現時点では保険適応ではないのでレーザー治療をご希望の場合はご紹介いたしております。
 
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